万能鑑定士Qの事件簿0@松岡圭祐 [読書]
万能鑑定士Qの事件簿 0 「万能鑑定士Q」シリーズ (角川文庫)
- 作者: 松岡 圭祐
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2020/07/16
- メディア: Kindle版
読了
10周年記念完全新作、なのに0って?と思って読んでいくと、どうも勝手が違う。
舞台は2009年。要するに万能鑑定士Qシリーズの前の話。だから0。エメラルド密輸事件も1作目の前の話だったっけ?
まだ日本では知られていないバンクシーの作品らしきものの鑑定依頼から始まり、ゴッホの未発表作品から漢委奴国王印へと発展していく。相棒になるのはグアムの探偵(これって松岡圭祐の別シリーズだよね)レイ。東京、熱海、グアム、福岡と舞台が移る。
贋作美術館や展覧会に本物が紛れ込んで、莉子の鑑定士としての才能が開花していく。もっとも、鑑定した真作がどこからどうやってここに流れ着いたのかは一切明らかにされてはいないんですけどね。
力士シールがそこここに貼られていたり、将来ダ・ビンチの鑑定をするんじゃないかという話が出てきたり、編集者と付き合うとかわざわざここで出さなくてもいいんじゃないかというサービスも満載です。ただ、わざわざ2009年現在と書いているのはどうなんでしょうね?一昔前だから、時代考証を言っているのかちょっと違和感でした。 今日のYWP、447歩。
完全に巣ごもりで、トリコロールフェスタ2002を堪能してました。波戸さんやばい。
コメント 0