天災なのか人災なのか

　台風１９号の被災状況の全貌がいまだに掴めない。人員削減で公務員を減らしたので、こういう時に人海戦術がかけられないのだ。ましてや縦割り行政のおかげで同じような調査、同じような書類を何度も必要とする。
　東日本大震災の時に、福島原発の電源消失が問題になった。津波で緊急電源が使えなくなったおかげで冷却装置が動かなかった。その教訓は活かされているのだろうか？
　武蔵小杉のタワーマンションでは、自家発電施設を備えていたものの、水没して使い物にならなくなり、オール電化のマンションでは何もできないばかりか高層階の住人は外に出ることもできなくなっている。
　ＪＲ武蔵小杉駅横須賀線改札も同様に、電源設備が冠水しエレベーター、エスカレーターが動かない。そもそも離れた南武線のホームと繋げるために作った地下道にもかなりの水が流れ込んでいたようだ。
　山北町でも浄水場の電源装置が水没。水道が使えなくなっている。
　電源施設を下層階や地下に作る際の危機管理はどうなっているの？電気関係は水に弱いことは誰だって知っている。当然防水対策をしておくべきである。確かに重量の問題などで高いところに運ぶのは大変かもしれないけど、津波や河川の氾濫など、日本は何度も経験してきたはずだ。
　確かに地震や台風は天災だ。しかしながらライフラインの維持ができないのはそれだけではないような気がする。

　今日のYWP、4793歩。
　何に人とお金をかけるかなんだよね。