＃かげきはたちのいるところ #アガリスクエンターテイメント

　１３時開演　サンモールスタジオAー５

　昨年のゴールデンウィークに上演されるはずだった作品。延期が決まってから、パイロット版とドラマ６本が制作され、舞台版の６話と合わせて全１３話という、ワンクール分のドラマになった。
　１３話で考えると、今回の舞台版は１，６，７，１１，１２，１３話に当たる。
　ドラマと違って、目の前で役者が演じていると、逆に違和感を感じてしまった。カット割りもアップもないし、当然外に出ることもない。１話で引っ越してきて、１３話で引っ越していく。役者さんの衣装替えもたいへんだったろうなぁ。塩原さんは最初ウイッグを着けてて取るだけだけど、榎並さんの毛先もウイッグ？それとも１２話の間に染めてるの？
　一番好きなのは１１話かな。クールな熊谷さんがオタオタしてるの。
　１２話で、コータさんが革命ではなく、復興五輪にこだわってたところから塩原さんとの確執になって、１３話でまさかの伊藤さんの転身とドラマ性にも富んでいた。
　基本的には言葉のやりとりの勘違いからくるコメディなんだけど、今だからこそいろいろ考えさせられる場面もたくさんあったよね。再演はできない作品ですよ。
　１年越しに、やっと結末まで見られてすっきりしました。