これはどうなんだろう？

　先日『エスカレーターは乗り物です』という戯言を宣った。エスカレーター歩行禁止を訴える意味ではまともなことを書いたと思う。
　似たようなものに『オートスロープ』がある。エスカレーターの階段部分が斜面になっているものだ。近所のショッピングセンターにもあって、買い物のカートごと各階を移動できる。カートが転げ落ちないように、車輪とスロープがかみ合うようになっている。だからカートを押している人は立ち止まざるを得ない。
　しかし、カートのない人は立ち止まる人もいれば歩く人もいる。駅などにあるものはカートという呪縛がないので、エスカレーターと同じ状態だ。でも基本的な考えとしてはエスカレーター同様、乗り物と考えていいだろう。
　さて、問題は、さらにこれに似たもので『動く歩道』なるものがある。これはもう名前からして歩道なのだから、歩いて通行するものだろう。だけど構造的にはオートスロープと何ら変わりはない。傾斜が有るか無いかの違いだ。
　名称が『歩道』なだけに、止まっていいものなのか、歩かなければいけないものなのか、そもそも乗り物として考えてはいけない気もする。
　最近は行っていないけど、桜木町駅とランドマークタワーの間や羽田空港の搭乗ロビーでいつも考えてしまう。
　どうせなら『ベルトコンベアー』と言ってくれれば良いのに。誰か答えをください。